マテリアリティ(優先課題)

マテリアリティの考え方

当社の特徴を活かした継続的な取り組みを更なる強化推進につなげるため、「社会からの期待に対して、当社が事業を通じてどう応えるか」に焦点を置いて、今後の事業戦略や事業活動の重要な要素として考慮する優先的な課題を特定し、これをマテリアリティ(優先課題)として位置付けました。

マテリアリティの概要

事業戦略や事業活動の重要な要素として考慮する6つのマテリアリティ(優先課題)は次のとおりです。

マテリアリティ SDGsとのつながり
食の安全をお客様の更なる安心・信頼へ
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温室効果ガス排出削減
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プラスチック資源の削減 / 有効活用
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持続可能な原材料調達の強化
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ダイバーシティ&インクルージョンの推進
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コンプライアンスの徹底 / 強化
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食の安全をお客様の更なる安心・信頼へ

目指す企業像

ステークホルダーの信頼に応え続ける企業

マテリアリティの要素

  • 食品安全マネジメントシステムの国際規格の認証
  • 高度な品質と安全性の確保
  • 品質方針

安全・安心の取り組み

SDGsとのつながり

主な取り組み

HACCP方式の食品衛生管理手法より更に厳格な食品安全国際規格認証の取得・継続

FSSC22000 認証(+国内認証規格JFS-C)

2023年 11 月現在、国内全 10 工場(子会社含む)で 認証取得完了 
  • 2023年 6月 山形工場でFSSC22000認証 更新(2020年7月取得) + JFS-C認証 取得
  • 2023年 9月 寒河江工場・天童工場・大谷工場でFSSC22000認証 + JFS-C認証 取得
  • 2023年10月 神町工場・東根工場・高松工場・本楯工場でFSSC22000認証 + JFS-C認証 取得
  • 2023年11月 関西ベストフーズ㈱・九州ベストフーズ㈱でFSSC22000認証 + JFS-C認証 取得

ISO22000 認証(+ HACCP 認証)

2021年 11 月 JAPAN BEST FOODS CO.,LTD (ベトナム))でISO22000認証 + HACCP認証 取得

品質マネジメント国際規格認証の取得継続

ISO9001

当社は、国際規格である「ISO9001:2015」の認証を取得し、規格に基づいたマネジメントシステムの運用に取り組んでおります。
<審査登録範囲>
 冷凍食品、缶詰、レトルト食品、チルド食品の設計・開発、製造および販売
<認証範囲に含まれる事業所>
 本社/寒河江工場/高松工場/天童工場/山形工場/東根工場/大谷工場/本楯工場/神町工場/
 山形配送センター
 営業本部/開発本部 開発部/札幌支店/東北支店/東京支店/東京支店 神奈川営業所/関信越支店/
 名古屋支店/大阪支店/広島支店/九州支店
<認証範囲に含まれる共同事業者>
 関西ベストフーズ株式会社/九州ベストフーズ株式会社

品質保証・安全管理体制の更なる充実

品質保証体制

品質保証体制図

安全管理体制(細菌・理化学検査・分析による幅広い安全性検証の徹底)

検査体制

フードディフェンス(異物混入防止)

品質保証への取り組み

GHG(温室効果ガス)排出削減

目指す企業像

ゼロカーボンの実現に取り組む企業

マテリアリティの要素

  • CO2排出量の削減
  • 低炭素型エネルギー源への転換促進
  • 低炭素型冷媒(自然冷媒等)への転換促進
    今後導入する主要なフリーザー(冷凍設備)は100%自然冷媒タイプを導入

SDGsとのつながり

主な取り組み

  • デマンド監視による電力使用料の見える化など、省エネルギー活動の継続的な推進
  • 高効率設備への更新と廃熱利用の推進による省エネルギー化の促進(一部工場では、水熱源エコキュートシステムや廃熱再利用システムを導入済み)
  • 低炭素型エネルギー源の活用、GHGスコープ1と2の合計のCO2総排出量を正確に計測するための体制の検討
  • 省エネルギー+自然冷媒タイプのフリーザー(冷凍設備)への計画的な更新による脱フロン化の促進
    自然冷媒タイプのフリーザーの導入事例

プラスチック資源の削減/有効活用

目指す企業像

プラスチックの3R+ Renewableの活動を積極的に促進する企業

マテリアリティの要素

  • 容器包材のプラスチック質量の削減
  • 廃プラスチックの削減及び再資源化の促進

SDGsとのつながり

主な取り組み

  • 可食容器及び紙容器(プラスチック使用率を重量比又は体積比で50%未満にした容器)を使用する商品群の販売
  • 容器包材の薄肉化や包装形態の変更など、プラスチック資源の質量削減に向けた調査・研究の促進
  • 発生源ごとの廃棄プラスチック量の適切な把握、削減又は再利用に向けた社内体制の整備による具体的な取り組みの検討

持続可能な原材料調達の強化

目指す企業像

人と社会、環境への影響を考慮した原材料調達に継続して取り組む企業

マテリアリティの要素

  • サプライヤーとの信頼・協働関係の発展
  • サプライチェーンの上流から追跡可能なトレーサビリティの構築及び高度化

SDGsとのつながり

主な取り組み

  • 持続可能な責任ある原材料調達に対するサプライヤーの理解と賛同の促進
  • サプライヤーとの長期的な信頼関係の構築、課題解決行動の協働による共存・共栄の実現
  • 原材料調達からサプライチェーンの各プロセスの履歴を追跡し、適切に管理することができる高度なマネジメントシステムの検討

品質保証への取り組み(原材料調達)

ダイバーシティ&インクルージョンの推進

目指す企業像

多様な人材が活躍する働きがいのある企業
ワークライフバランスと生活の質の向上に取り組む企業

マテリアリティの要素

  • 人権を尊重し、ジェンダーによる男女差別や偏見、不平等のない組織風土の構築
  • 多様なキャリアや経験、知識、働き方などを活かし、個々の能力を最大限発揮できる活躍機会の提供
  • 生き生きと活躍できる安全で働きやすい職場環境の整備

SDGsとのつながり

主な取り組み

  • 人権デュー・デリジェンス(人権に関するリスクを把握し、予防・軽減・是正する等の取り組み)の導入・促進に向けた社内体制の充実
  • キャリア人材採用や非正規雇用者の社員登用の推進、外国人技能実習生の積極的な受け入れ
  • 個々の役割や知識・能力の成長を後押しする人事制度の継続的な改善、全体の約6割を占める女性従業員の更なる活躍機会創出に向けた「人事戦略会議」の運営
  • 男性育児休暇取得の奨励、退職者再雇用制度の運用継続等、仕事と生活の調和を図る各種制度の充実
  • 労働安全衛生環境の更なる整備の促進

    各種公表データ

コンプライアンスの徹底/強化

目指す企業像

健全で良質な組織文化を形成する企業
誠実で公正な事業活動をすべてに優先し行動する企業

マテリアリティの要素

  • 従業員一人一人の行動における社是・企業行動規範の徹底、コンプライアンス意識の向上
  • 高い倫理観を持ち、社会の良識に従い責任ある行動を尊重する組織文化の醸成
  • コンプライアンス違反等の未然防止や自浄作用が働く組織風土の強化

SDGsとのつながり

主な取り組み

  • コンプライアンス教育・啓蒙活動の継続的な実施
  • 社内規程の継続的な改善による推進体制の強化
  • 未然防止や自浄作用が働く、⼼理的安全性の高い職場環境の整備